引きこもり脱出に向いている仕事8選!社会復帰に向けた具体的な歩み方!

引きこもり脱出に向いている仕事8選!社会復帰に向けた具体的な歩み方!

引きこもり生活の状況や引きこもり期間(年数)など、人それぞれに現在置かれている状況・境遇は異なると思いますが、働きたい、または、働かざるを得ない状況になっている方に向け、引きこもり脱出に向けた1発目の仕事としておすすめの仕事や働き方、そして働く際の考え方について紹介します。

 

引きこもり生活が長引いてしまい、「人生終わった」と思っている人でも、働く場所や働き方を考えることで社会復帰は可能なので、「何とかしたい」そう思っている人は一緒に適切な働き口を見つけていきましょう!

 

引きこもり期間が長引いていると働くのが怖くないですか?

期間や状況などの置かれている状況は人によって違いますが、いざ真剣に働こうと思ったとき、急に色々な恐怖感や不安を感じると思います。

 

  • 家や部屋から出るのが怖い
  • 働きたいけど勇気が出ない
  • 働かなければと思っているけど怖い
  • きっかけが掴めない、踏ん切りがつかない
  • そもそも自分が働ける場所があるかわからない
  • 仕事が続けられるか不安
  • 引きこもり期間がマイナスに働きそうで怖い
  • 親が「働け働け」とうるさい
  • そもそも朝起きられない

 

などなど、引きこもり期間が長くなればなるほど、これらの、またこれ以上に多くの不安や恐怖を感じると思います。

 

実際に引きこもりの期間が長期間続いている人の社会復帰率は低く、半年以上を超えると20%程度しか復帰できないという現実もあると言われています。

 

そのため、ある意味で仕方がないことでもありますが、だからこそ引きこもり脱出に適した仕事に就くことも大切だということです。

 

せっかく思い立って動けたのであれば、また元に戻ってしまわないようにしたいですよね。

 

そもそも引きこもりとはどんな状態?

時代の変化とともに、「引きこもり」という言葉自体が色々な使われ方をするようになり、定義もあいまいになっていますが、日本では厚生労働省が定義する、6ヶ月以上自宅に引き込もる状態で、家族以外とはほとんど交流がない状態を表しています。

 

以前は、隠遁生活を送る人や病気療養といった意味がありました。

 

簡単に言えば、家族以外との接触がほとんどなく、仕事や学校に行っていない状態です。原因は人それぞれ様々なものがあるので一つに絞り込めるものではありません。

 

 

 

近年は、引きこもりの高齢化や長期化が社会的な問題となっており、10代〜20代を想定して使われやすい言葉ではありますが、40歳以上でも引きこもりの方は16万人以上いると言われており、社会に出てから引きこもるケースが目立つようになっています。

 

支援の方法も限られ、支援団体もあるものの決して多くはないため、行き詰まってしまうケースもあります。長期高齢化することで両親の介護などの関係も出てきたり、社会復帰がどんどんと難しくなるのが大きな問題です。

 

引きこもりの人が社会復帰しにくい心理的な理由

引きこもりからの脱出を考える上で、なぜ引きこもりからの脱出や社会復帰が難しいのかを改めて理解しておくのが大切です。

 

社会復帰を考えた場合でも、「私だけではない」ということを知っておくことで少し心が軽くなるはずです。

 

引きこもり期間の長い方が再出発として働き始めることが難しい理由には、自身の中に外に出る不安や人とのコミュニケーションに不安がある場合が多いです。

 

過去がトラウマになっている場合もありますが、引きこもったことで社会に対してより大きな不安や恐怖感を作り出している場合もあります。

 

「引きこもり」だけではなく、「ニート」と呼ばれることもあったり、精神的に傷つくことも多く、自分は馴染めないかもしれないという不安が社会復帰に対して壁になります。

 

例えば、就職する際は基本的に面接を受ける必要があり、引きこもりという現状をどうしても大きなマイナスやデメリットに感じてしまいがちです。

 

何とかしなきゃと思っても、現実を考えると身動きが取れなくなってしまうのですね。長期間社会と接触していないと、どんなことが起きるのか、想像するだけで動くことも働くための足かせになると思います。

 

引きこもりは、長期化するとその状況から抜け出しにくくなります。社会復帰に対して恐怖感を覚えたり、現実としてどんどんと復帰率が下がるのが問題です。

 

半年以上でも20%程度しか復帰できない現実があるのも間違いありません。

 

その中で、少しでも社会に復帰したいと思うことが、脱出するための鍵になります。その気持ちとチャンスを逃さないようにするためにも、どんな仕事が向いているのかを考えてみましょう。

 

引きこもりからの脱出に適した仕事の選び方

1.働くことから始めてみる

引きこもりから脱出し、社会復帰を目指すのであれば、まず大切なのが「働くこと」です。もっと言えば「(試しにでも)働いてみること」ですね。この働き始めることこそが社会に馴染むためのきっかけになるからです。

 

もちろん収入も大切な要素ですが、まずは働ける場所として、やりがいや興味を最優先にしてみるのが良いでしょう。

 

収入の高い低いで選ぶと、嫌なことがあった時、簡単に投げ出してしまい、元の引きこもり状態に戻ってしまう可能性があるからです。

 

仕事を仕事として割り切れれば問題ないですが、その過程に至る前に逆戻りすることが多いのも引きこもり期間が長い人に多い特徴なので注意が必要です。

 

趣味につながるような仕事、要は自分自身が少しでも楽しみながらできる仕事を見つけるのも長く続けるための一つの要素になるはずです。

 

好きなこと、楽なこと、何でもいいのでまずはある程度の期間(例えば3ヶ月以上なら3ヶ月以上)続けられそうな仕事を選ぶと挫折の確率を下げることができます。

 

2.心身の負担はできるだけ減らす

例えば、通勤が楽など、心身ともに負担が少ない仕事を選ぶのも大切です。

 

引きこもりが長く続いた人にとっては、長い通勤時間は大きな負担になり、働くことが嫌になってしまい、また引きこもりに戻ってしまう可能性があります。

 

毎日通勤することを考えれば、雨が降るだけでも行く気が削がれる可能性があるので自宅から近い職場を選ぶと社会復帰失敗のリスクを下げることができます。

 

そのため、通勤に便利なところを探すのが無難です。

 

また、人間関係も精神的な負担の要素になります。人との関りが多い仕事は、人の顔色を伺うことも多く、引きこもりからの脱出にはあまり向きません。

 

自分のペースでできる仕事を選び、まずはコツコツと続けていける仕事を選びましょう。

 

3.はじめは少ない日数で人との関りが少ない仕事を選ぶ

毎日働くことは、生活の糧を得るために重要ですが、はじめは辛い思いをする場面も多いです。

 

先にもお伝えしたように、まずは仕事をすること自体に慣れることから始めればいいので、週2日〜3日、極端に言えばアルバイトでもいいので週1回から働ける場所を選んでスタートするのが確実です。

 

もちろん、「正社員」として再スタートできればベストかもしれませんが、人それぞれ事情は異なるのでゆっくり一歩ずつ進むのだって悪いことではありません。まずは社会に慣れるところから始めればいいんです。

 

日雇いバイトやパート、その他派遣社員など少ない日数でも働ける環境というのは増えているので、そこから始めて、ゆくゆくは正社員を目指すという道もあります。

 

 

後ほど具体的な仕事でも紹介していますが、工場の仕事などであれば、週何日かを決めてスタートするような仕事もあり、選択の幅が広がると思います。また、派遣会社や転職エージェントなどを頼れば、条件を話した上で適切な仕事を提案してくれるので頼りになりますよ。


 

その他、(こちらも後述していますが)選択肢としては引きこもりの状況のままできる仕事というのもあります。自宅での仕事となると何らかのスキルを求められることも多いですが、条件がマッチすれば、自宅にて人との接触を最小限に抑えながら仕事ができます。

 

通勤もなく、直接の人との関係もなく心理的な負担もありません。引きこもりの脱出にはなりませんが、こういった仕事から徐々に慣れていけば、ゆくゆくは他の仕事も考えられるようになるかもしれません。

 

また、収入を得ることで、気持ちや考え方が大きく変わる場合もあるものです。

 

引きこもり脱出に向いている適切な仕事【8選】

引きこもりからの脱出や社会復帰を考えると、様々な条件がありますが、最適な仕事を選ぶ必要があります。

 

例えば、人との接触(関り)を最低限に抑えられる仕事なら、精神的な負担を減らすことができます。

 

「工場」のライン工

人と関わらない度 ☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆☆

 

派遣会社など派遣の仕事として、多く見つかるのが工場の中にあるラインで働くお仕事です。

 

会社によって仕事内容は異なりますが、ひとつの生産ラインの中で仕事をします。似たような仕事が多く、繰り返しの作業が基本になりますが、他の社員と話しながら仕事をする機会はほとんどなく、過度の干渉を避けながら仕事をすることができます。

 

基本的には単純作業なので仕事内容を覚えてしまえば、誰にでもできる仕事です。

 

人との関りは休憩時間程度になるので引きこもりからの脱出一発目の仕事としては最適です。

 

直接雇用の道もあり、アルバイトや派遣から入っても正社員になれる可能性もあります。派遣会社の場合には、勤務日数をコントロールできる場合もあるので有効な職場のひとつと言えます。

 

監視・管理を行う「警備員」

人と関わらない度 ☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆☆

 

ビルや商業施設、イベント会場などで警備を行うのが警備員の仕事です。交通誘導に特化した会社もあり、内容は職場によって異なります。

 

人や車の流れを誘導しながら、監視業務を行うので人との関りはあるものの、基本的には濃い人間関係はなく、適度に人と関わりながら仕事ができる職場としておすすめです。

 

ただし、お金が絡む重要度の高い警備ともなると簡単には雇用されず、チームで動く場合もあります。そのため、比較的簡単な警備の仕事に就くのがおすすめと言えます。

 

また、24時間勤務や夜勤がある仕事も多いです。夜の監視業務などであれば、仮眠を取りながらの勤務で拘束時間は長くなりますが、人との接触は少なく、特別な資格がなくても働けるところにメリットがあります。

 

引きこもりでも雇ってくれる可能性が高い仕事の一つで、将来を考えて、暇な時間に資格取得などを目指すのにも有効です。

 

様々なところを掃除する「清掃業」

人と関わらない度 ☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆☆

 

掃除をするのが仕事の清掃業は、場所によって内容が大きく異なります。

 

基本は一人で黙々と作業する仕事ですが、商業施設内ではトイレなどの清掃のほか、床や窓、人が集まり休憩している場所などの清掃業務が中心になります。

 

体力が必要な部分もあり、それなりに重労働になる場合もありますが、体を動かしながら没頭すれば時間の経過が早く感じるのもメリットですね。

 

工事現場や引越し後の住宅の清掃といったハウスクリーニングを中心としている場合もあるので、業務内容を事前に確認すれば引きこもり脱出に向けた仕事としては安心して働ける仕事になります。

 

リハビリのための「農業」

人と関わらない度 ☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆☆

 

昨今では農業にも色々なかたちが出てきています。作物を育てるという意味では同じですが、そこに引きこもり支援の団体のフォローが入っているような仕事も出てきています。

 

農業は、食物や植物などを相手にする仕事ですが、人との関りがあります。周辺の農家との連携があったり、出荷の問題、さらには情報交換も必要ですべてを一人でこなすことのできない仕事でもあります。

 

しかし、この適度に人と関わりながら何かを育てる仕事というのが引きこもり脱出に向いています。食物の成長というかたちで自分の仕事の結果に触れやすいのもポイントです。

 

先にもお伝えしたように、支援団体が関わっていることもあり、引きこもりの実情を理解してくれていることもあったり、働きやすい仕事になる可能性があります。

 

自宅でできる「アフィリエイター」

人と関わらない度 ☆☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆

 

PCの知識やマーケティング、Webに関する一定の知識は必要ですが、自宅でも働ける仕事として人気です。近年では副業としても人気ですね。

 

WEB制作やライティング技術などのスキルや理解は必要になりますが、ホームページを作り、訪問者を集めることができれば、利益を生める可能性があります。

 

現実世界(リアル)での仕事と違い、インターネット上(ホームページ上)である種の営業をかけるため、人との関りは一切ありません。店舗販売やネット販売などと違い在庫を抱える必要もなく、リスクなしで始められるのがメリットです。

 

引きこもりからの脱出や社会復帰としては別かもしれませんが、仕事を始めるという意味では始めやすい仕事であり、うまくいけば自宅にいながらそれなりの収入を得ることができます。収入を得ることで結果的に引きこもり脱出につながることもあるでしょう。

 

ただし、度重なる検索エンジンのアップデートほか、常に最新の情報を追う必要があったり、取り組んだ時間がそのまま収入として反映されない不安定なお仕事です。

 

結果が出るまでにも時間がかかり、「安定」とは程遠い仕事なのである程度の覚悟と期間を持って取り組む必要があります。

 

文字を紡いでいく「ライティング」

人と関わらない度 ☆☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆

 

自宅にPC(パソコン)があり、インターネット環境があるなら、ライティングの仕事も引きこもりの人でもできる仕事です。

 

様々な知識が必要で、文章を書く技術も問われ、PCを扱う能力やタイピング技術も必要ですが、条件が揃えばほぼ人との接触なしに収入が得られる仕事です。

 

依頼主とのやり取りによる人間関係はありますが、ほとんどがメールで済むため人との関りはありません。

 

誰にでもできる仕事ではありますが、簡単かと言えば決してそうではありません。仕事内容も多岐に渡り、内容によってはかなりの知識量が必要となる場合もあります。逆に誰にでもできる内容のライティングのお仕事は安価な場合が多いです。

 

「誰にでもできる」といった触れ込みもありますが、現実はそこまで甘くはなく、続けるのが難しく、生活できるレベルで収入を得られる人はほんのひと握りです。

 

個人事業主になるため、働く時間は制限されませんが、納期やノルマなどが決められていることが多く、ある程度のレベルがないと自由とは言い難い部分もあります。

 

「ハンドメイド」でモノを販売

人と関わらない度 ☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆

 

腕にスキルや自信のある方であれば、自分で何かモノを作って売るのもおすすめの仕事と言えます。やり方次第では人との関りもほとんどなく、引きこもりのままでもできる仕事です。

 

ただし、何らかのモノを作る技術が必要で、何でもかんでも売れるわけではありません。「需要」があるかどうかの判断も必要で、売る場所も考える必要があります。

 

知識やスキルがあれば引きこもりでも始められる仕事ですが、在宅系の仕事全般的に言えることですが外へ出るわけではなく、社会との関りもないので引きこもりからの脱出や社会復帰にはならない可能性も出てきます。

 

また、モノを売るというのは何か問題やトラブルがあればクレームを含め、対応の必要も出てくるため、細かなケアも必要になる仕事です。すべてを自分でこなすため、それなりの精神的負担は覚悟しなければいけません。

 

上手くいけば人と関わらずに生活していけるだけの収入を得られるかもしれませんが難易度は少々高めと言えるかもしれません。

 

チラシを配って歩く「ポスティング」

人と関わらない度 ☆☆☆☆
おすすめ度 ☆☆☆☆

 

チラシを配る際に人と接触する可能性はありますが、ほぼ関係を持たないのがチラシをポストに入れて歩くポスティングのお仕事です。

 

依頼された会社のチラシを自分の手でポストに一軒一軒入れて歩くのが基本の仕事内容になります。

 

人海戦術でとにかく数をばら撒く仕事なので過去の経歴などもほとんど関係せず、人に会っても簡単な会釈や挨拶で済むので精神的な負担も少ないのが特徴です。

 

リハビリとして捉えれば、外に出る仕事でもあり、健康にも良く、引きこもり脱出一発目の仕事としては最適と言えます。

 

 

 

働きたい、働かざるを得ないなど状況は人によって違うと思いますが、引きこもり期間の長い方は、長期間の人とのコミュニケーション不足により、以下のような状況の方が多いと思われます。

 

  • コミュニケーションが苦手
  • 声が出ない
  • 不規則な生活習慣

 

やはり、このような状況を考えた場合、あまりハードな仕事に就くのはおすすめできません。

 

体を動かすという意味でのハードな仕事は気持ちのいい汗を流すことができるため、気分も前向きになるという意味ではおすすめですが、営業のような対人の仕事というのはあまり向かない場合が多いでしょう。

 

かと言って全く人と関わらない仕事、例えば、在宅ワークや内職などを始めても引きこもりの脱出には至らず、成功失敗に関わらず結局部屋に引きこもり続けることになるため、引きこもり解消には至りません。そのため、あまり良い選択とは言えません。何より簡単ではないので時間がかかります。

 

外(家の外)に働きに出る仕事を前提として、緩い人間関係のもと働ける比較的な簡単な仕事に就くと良いでしょう。生活のリズムを正すことも大切になるため、土日にしっかり休みが取れる仕事に就くのもおすすめです。

 

 

引きこもりの方におすすめの仕事への就き方・探し方

では、実際にどうやって仕事に就くのか、仕事の探し方や見つけ方を紹介します。

 

アルバイトや派遣社員から始めてみる

ハローワークなどで引きこもりの方を積極的に受け入れてくれる企業を探すのも良いですが、いきなり正社員として働くことに不安を感じる方も多いと思います。

 

そういった方は最初からあまり背伸びをし過ぎず段階を踏んでいくのも良いでしょう。遠回りに感じたとしても引きこもっている期間と比べれば1年かかろうと2年かかろうと確実に前進できます。

 

単発のアルバイトや短期のアルバイトから始めたり、正社員のように固く拘束されない派遣社員という働き方もあります。

 

派遣社員の中には正社員になることを前提に始められる紹介予定派遣という求人もあります。給料もそこそこ必要、いずれは正社員として働きたいという方は派遣の仕事はおすすめです。

 

派遣社員の特性上、引きこもり脱出一発目の仕事としては仕事にも就きやすく、責任感も正社員より軽く、仕事選びに融通が利きやすいので合っていると思います。

 

仕事・アルバイト探しとしては、超短期バイトの「ショットワークス」、派遣をしながらスキルアップもできる「ヒューマンリソシア」がおすすめです。

 

一人で無理な場合は引きこもり支援団体を頼る

働きたいと思ってもその最初の一歩が踏み出せない人は多いです。特に引きこもりが長期になればなるほど動き出すのが大変になります。

 

結局働きたいとは思っても現状を変えたいという決意がそれを上回るのが大変です。

 

しかし、長引けば長引くほど社会復帰が難しくなるのが引きこもりです。一年前に始めていれば…がどんどん積み重なっていきます。今は良くてもお金が尽きたときや両親が他界したときに手遅れにならないように早めの一歩を踏み出してください。

 

近年は引きこもりの高齢化が進んでいるように、一つの社会問題にもなっています。明日は我が身です。

 

そういうこともあり、引きこもり復帰支援を行う団体もありますので、どうしても自分の力では無理という方や息子の引きこもりを脱出させたいという方はそういった団体を頼ってみるのも良いでしょう。

 

そういったところに相談することで現状を理解してくれた上で適切な解決方法を一緒に考えて行くことができ、リハビリという意味でも一歩踏み出せる環境と言えます。

 

実際に引きこもりだった人が集まることもあり、互いに気持ちを理解し合えるのも良いところですね。もちろん、甘やかされる場所ではないので、お互いに叱咤激励しながら次のステップを目指しますが、引きこもりでも働きやすい環境を見つけやすい方法です。

 

先にもお伝えした農業といった展開もしていたり、自分で探すだけでは見つからなかった環境も知ることができます。引きこもりだったことを承知の上で雇用して支援する企業も集まるため、新たな一歩を踏み出すのが苦しい時には相談してみると解決の糸口になるはずです。

 

在宅の仕事の探し方

「在宅」で仕事をしようと思えば、インターネットを使い、募集を見つけるのが一番です。例えば、「ランサーズ」や「クラウドワークス」などは有名です。

 

基本的にどこにいても仕事ができ、発注者も日本国内だけとは限りません。募集案件も多岐に渡るので一度覗いてみるのもおすすめです。

 

工場関係の仕事の探し方

「工場関係」の仕事であれば、派遣業者や工場専門の求人サイトを活用するのがおすすめです。例えば、「働くナビ」や「工場ワークス」などですね。

 

派遣の仕事の探し方

派遣業者は数多くの人手を必要としているので、派遣会社に登録し、引きこもりの状況を相談すれば、適切なところを紹介してくれます。

 

派遣会社は適材適所を重視し、仕事を手配してくれるため、条件を話せばサポートの可否を判断してくれます。

 

包み隠さず話せばマッチングミスを減らすことができます。自分で仕事を探す必要もなく、面接も派遣業者に対してのみになるため、就職などの面接とは大きく異なり、精神的な負担も少なく仕事を探しやすいのがメリットです。

 

派遣社員としての働き方については「人材紹介会社や人材派遣会社とは?違いや利用するメリットは?」でも詳しく解説しているのでどんな仕組みなのかわからない人は参考にしてください。

 

まとめ

引きこもりだからと言って働く場所がないわけではありません。

 

世の中には多くの仕事があり、同時にあなた同様に様々な違った悩みを持っている人もいます。問題は引きこもり脱出のきっかけになる仕事を見つけられるかどうかだけですね。

 

自分に合った仕事を見つけることができれば、社会復帰への大きな足掛かりになるはずです。

 

ここで紹介した引きこもり脱出に向いている仕事の選び方や具体的な仕事をベースにあなたに適した仕事を探してみてください。

 

この記事を読んでいるあなたは引きこもりを脱出したいと思っているはずです。できることから始めてみればいいのでまずは簡単な仕事などから始め、とりあえずちょっと働いてみるのが良いかと思います。

 

その点で超気軽に働くならアルバイトでもいいと思いますし、ある程度しっかり働きたいなら派遣会社などに登録して一歩を踏み出してみるのが良いかと思います。

 

引きこもり状態から一歩を踏み出すのは簡単ではないですし、勇気も入りますが、仕事をしようと少しでも感じている今、頑張って最初の一歩を踏み出してみてください。