異性が苦手な人におすすめの同性(男性や女性)の多い仕事・職種

異性が苦手な人におすすめの同性(男性や女性)の多い仕事・職種

世の中には色々な仕事がありますが、すべて男女比が同じではありません。性別による向き不向きもありますし(差別的な意味合いはありません)、自然と比率が偏ってきた仕事もあります。

 

この記事では異性が苦手な人に向けて、男性が多い仕事や職種、女性が多い仕事や職種を紹介します。同性の多い職場で働きたい人はぜひ参考にしてみてください。

 

異性が苦手な人にとっては、仕事による男女比の偏りを知ると適切な仕事選びができると思います。

 

また、逆説的に異性が多い職場で働きたい人の参考にもなるかと思います。

 

「男性が多い」「女性が多い」とはどれくらいのことを指すのか

仕事には色々な内容のものが存在し、その中で男女比率は変動しています。

 

仕事の内容が違えば当然男性雇用を望む職場もあれば、女性を雇用しない職場も出てくるものです。男性女性による向き不向きもありますからね。

 

また、内容だけではなく周辺環境でも変わります。

 

初めのうちは男性中心や女性中心であっても、時代の変化とともに、社会からの要求・要望により男女比率が変化する場合も出てくるためです。

 

どちらが多いのかという定義で言えば、「50%」を超えれば多くなります。実際にどちらかが多いと感じるのは70%あたりからになるでしょう。感じ方という部分では、比率に対する正確な定義はありません。

 

そもそも「就労者には男性が多い」という現実

ここで大切なことは、女性の社会進出にあります。

 

現在の日本社会で働いている女性の比率は、全体に対して約44%程度です。50%ではないところがミソで、社会進出からだけで見れば、就労者は男性の方が多いということがわかります。

 

ある意味で半々になることはない、とも言えますが、その中でも圧倒的に女性の多い仕事(職場)もあれば、男性の多い仕事(職場)もあるような状況です。

 

ここでは半数以上、またそれ以上に男女比に偏りが大きい傾向のある仕事や職種を厳選して紹介していきます。

 

男性が多い仕事・職場の特徴

社会的な状況から考えても、日本では男性が圧倒的に多く働いていることになります。

 

大半の仕事は男性が過半数を占めますが、その中でも男性が多いとされる仕事を紹介します。男性中心の仕事・職場には体力を必要とする仕事が多くなっています。

 

多方面の安全を守る仕事

男性が圧倒的に多い仕事として、警察や警備員、消防士などが挙げられます。

 

こうした仕事は、様々な物や人の安全を守る仕事であり、危険性も高く、力や体力を必要とされることから、男性が中心に働いていることが多いです。

 

しかし、自衛隊もその一つに挙げられますが、どの業界もだんだんと女性が増えてきています。それでもまだまだ男性比率が圧倒的に高く、女性の少ない業種と言えます。

 

管理職などに女性がつく場合にはニュースになるほどなので、いかに偏っているのかがわかりますね。

 

電気工事のほか土木建築など体力勝負の「工事関係」

電気工事技術者はほぼ男性で占められている仕事・職場です。工事関係の中でも飛びぬけていますが、工事現場にはほぼ男性しか見かけません。

 

建築や土木関係でも男性がほとんどで、女性はごくわずかです。

 

塗装業やコーキング、内装関係など、あまり重量物を扱わない仕事の場合には、女性の姿を見かけることはありますが、それでも圧倒的な男性の職場であり、見かけることはごくまれなレベルと言えます。

 

意外に男性が多いスポーツ選手

スポーツの世界は、男女ともに活躍していますが、選手の数を見ると圧倒的に男性が多かったり、競技によっては女性の枠が用意されていない場合もあります。

 

ただし、逆に女性が中心の競技も存在し、男性が参加できない競技もあります。

 

男女で基礎となる運動能力が異なるため、その差を考慮しているのでしょう。

 

ほとんどが男性な「SE(システムエンジニア)」

システムエンジニアやコンサルタントの世界も現状では男性が多い業界です。

 

女性も多く見られるようにはなりましたが、それでもまだまだ少なく、数値としては1割程度の比率とも言われています。

 

IT系も職種によって違いがあるものの、男性がかなり多く活躍しています。

 

実は女性はごくわずかしかいない「弁護士」

テレビのドラマなどを見ていると、多くの女性が活躍しているように感じる弁護士ですが、実は現在でも男性が大多数を占めており、女性はわずかしかいません。

 

司法試験にチャレンジして合格するまでの期間も長く、裁判官や検察官も同様に数が少ないことで知られています。

 

それでもだんだんと女性の進出が目立つようになり、少しずつですが変わってきている仕事と言えます。

 

「士業関係」はほとんど男性

弁護士以外の士業もほとんど男性が占めています。社会保険労務士などの登録者をみても、大半は男性です。

 

司法書士や弁理士なども男性が多く、女性は少なく、あまり見かけません。

 

行政書士などは女性が増えてきているものの、まだまだ女性が多いと言えるほどの状況ではありません。

 

農林水産業や漁業関係

農業や水産業といった業種も男性が多数を占めています。今でこそ法人化などの影響もあり、少しずつ女性も増えてきてはいますが、重労働で体力勝負な面も強く、男性が多い現状があります。

 

生産工程に関する従事者・工場の仕事

一般的な工場勤めなどの多くは男性が占めています。作業内容が軽作業などに属する場合には、女性も多くなりますが、力仕事や溶接作業といった分野になると、男性が圧倒的に多いです。

 

体力も必要となり、肉体的な負担も高くなる分野では、男性の方が向いていることもあり、男性が多い状況と言えます。

 

営業職は男性が中心

様々な商品やサービスを販売する営業職の営業員には男性が中心で動いていることが多いです。これは今でも変わることがない部分で、大半の営業の仕事はいまだに男性が多く雇用されています。

 

商品品目によっても差があり、保険営業などは女性が中心であったり、営業は営業でも分野によって男女比率は異なります。ただし、全体的には男性が多い仕事と言えるでしょう。

 

 

 

こうして色々な仕事・職場を紹介しましたが、男性が多い仕事や職場には、体力を重視しているものが目立つことがわかります。

 

根気が必要とされる営業職は、夜遅くなることも多く、圧倒的に男性がついている比率の高い仕事とも言えます。

 

こうした職種に女性がつくことはゼロではありませんが、女性の中に男性が混ざること同様にまれと言えます。

 

人間関係はできるだけスマートにしたい、女性とはあまり関わりたくない、そんな人はこうした男性比率の多い仕事や職種を選ぶようにすると良いでしょう。

 

女性が多い仕事・職場の特徴

女性が多い仕事を見てみると、色々な特徴が見えてきます。

 

きめ細やかなサービスや内容が特化されたものがあったり、女性だからこそ向いている仕事が多くなります。

 

ただし、女性が多くても事業単位では実は男性上司が多いといったことも出てくる点には注意が必要です。

 

女性が中心の「歯科衛生士」

歯科医の補助をする歯科衛生士の仕事は、女性が圧倒的多数の仕事です。

 

歯科助手と勘違いされることがありますが、歯科衛生士は国家資格であり、予防処置や指導、診療の補助ができるなど、口の中も触ることができます。これは歯科助手ではできません。

 

国家資格として、専門の教育課程を受けてこなければならず、後からなりたいと思っても簡単になれる職業ではないかもしれません。

 

女性ならではの柔らかい雰囲気、きめ細やかなサービスが求められる仕事と言えるかもしれません。

 

子供たちを預かる「保育士」や「幼稚園教員」

保育士や幼稚園教員は、ほとんどが女性です。実はとても重労働とも言える仕事なので現場では男性も求められるようになってきています。しかし、まだまだ全体から見ると男性は少数派と言え、女性の仕事の印象が強いです。

 

資格が必要になるため、後からなりたいと思ってもすぐになれる仕事ではないかもしれません。

 

女性に対するサービスでもある「美容従事者」

化粧品の販売含め、美容従事者は女性比率が圧倒的に高い職場です。

 

女性のお化粧などが中心となるため、お客様には女性が多く、また、男性がいたとしても話を聞きにくい面があり、女性スタッフが多くなっています。

 

エステクリニックなども同様で、女性の身体に触れるような仕事では女性が中心です。

 

逆に男性の身体に触れる仕事が男性中心かといえばそうではなく、きめ細やかなサービスという面で女性が多く見られるのが特徴です。

 

こういった美容関係の仕事では「現場」では女性が多くなっています。

 

まだまだ多い「看護師」や「看護助手」

今では「看護師」と呼ばれるのが当たり前になっていますが、以前は看護師は「看護婦」と呼ばれていましたね。女性の場合には看護婦、男性は看護士と呼ばれていましたが、2001年に看護師に統一されて他の呼び名は使われなくなったのが理由です。

 

今では女性が圧倒的に多い仕事としても知られていますが、もともとは男性の仕事でした。

 

看護婦養成所ができた1886年以降に定着し、資格の問題からも女性中心の仕事となり現在に至ります。

 

音楽塾の先生や個人教師

日本の風潮のひとつですが、ピアノをはじめとする楽器の先生には女性が多い傾向があります。ただし、男性もまた少なくはないので比率的には半々〜多少女性が多いくらい、と言えるかもしれません。

 

幼少の頃から楽器に親しんでくるなどライフスタイルにも関連する部分があり、年齢を重ねてから先生や個人教師になるのは、難しい面を持っていますが、その分野で活動・活躍してきた方には一つの働き方になるでしょう。

 

日本では女性が圧倒的な「ウェイトレス」

ウェイトレスという言葉自体が女性を表しており、男性ならウェイターです。

 

ファミリーレストランなどには女性が多く見られますよね。ただし、高級店ではウェイターのほうが多いことも珍しくありません。

 

サービスという面で、女性のほうがきめ細やかであるというのも、偏りを見せる要因となっているのでしょう。

 

力仕事が多くても女性が多い介護職・介護サービス

高齢化社会となり、需要はどんどんと高まっている職業で、力仕事も出てきますが、女性の方が圧倒的に多数なのが介護職の現場です。

 

女性の介護の問題も出てくることから、女性の需要が高い側面もあります。

 

過酷な職場環境にもかかわらず薄給なこともあり、働き手がなかなかつかない現状もあります。現在では改善されてきてはいるものの、まだまだ待遇の面では厳しい部分が残っています。

 

非常に厳しい現場ではあるものの、女性のニーズが尽きることがない仕事と言えます。

 

女性が目立つ事務職

事務職は、女性が中心として雇用されています。給料水準は少々低い面もありますが、仕事は定時で終わることが多く、家庭との両立もしやすいことが女性に人気です。

 

女性が多いものの、企業としての男女比率を考えれば、男性の方が多数を占めることが大半です。そのため、事務職としては女性が多くても、上司は大半が男性と言えるかもしれません。

 

同性が多い職場で働くメリットとデメリット

男性が多くを占める職場で男性が働くことについて

同性同士の職場ということで、気兼ねなく働けるのが大きなメリットです。

 

男性の多い職場には体力勝負の仕事が多い傾向があり、連携して仕事をする場合もありますし、営業のように個別で競争というのも珍しくありません。

 

さっぱりしていると思われがちですが、それは性別的な問題ではなく、職場的な特徴です。

 

男性同士の争いは激しく、ひとつでも上にいきたいという野心を持っている人もいます。当然排除しようという力が働く場合もあり、時に派閥もできあがることもあるため、処世術を考えなければいけない場面も出てくるかもしれません。

 

同性だからこそ異性以上に強く当たる人もいるため、周りの人間関係によって職場の良し悪しは左右されやすいと言えるでしょう。ここはある種のガチャ要素なので職に就いてみないとわからないというのが本当のところです。

 

女性が多い職場で女性が働くことについて

女性が多い職場特有のものとして、同性だからこそ分かってもらえる部分があります。生理的な部分で理解されやすく、男性相手では表現しにくいこともはっきりと伝えることができます。

 

その代りに、女性同士になれば男性より意思や感情をストレートに伝えられない部分が多く、集団行動も求められることが増えるのが特徴です。

 

女性はグループを作る傾向が強いところもあり、意見が対立しはじめると、大きなグループ対決になることもよくあります。

 

人間関係で困ることが起きやすい環境でもあり、あまり濃い人間関係は敬遠したい人には向いていない環境が多く出てきます。人間関係を考えたときには、あまり濃い状況を求めない人には辛い部分が出てくるかもしれません。

 

はっきりとドライな状態を作ることもできますが、コミュニティのようなものができたときには、最低限の関係性を保つ努力も必要です。

 

人が集まれば、それだけ裏表の関係もできあがるのは世の中の常であり、ある程度は覚悟して付き合っていかなければいけません。また、女性同士だからこその陰鬱な雰囲気も覚悟しなければいけません。

 

これはどうしても発生する部分で、付き合いが増えていけば、それだけ巻き込まれる可能性も出てきます。特に「お局様(おつぼねさま)」と呼ばれるような人がいる場合には、流れに逆らうだけでも立場がなくなることも珍しくないので注意が必要と言えるでしょう。

 

まとめ

男性、女性、どちらにも言えることですが、異性を意識せず働けるのは異性が苦手な人にとっては気楽に働きやすい環境と言えるでしょう。

 

しかし、同性だからこその問題(デメリット)も出てくるのでそのあたりを意識して上手に付き合うことで働きやすい環境を作ることができます。

 

お互いを完全に理解することは不可能ですが、少なくとも同性という部分で理解しやすい分だけ、馴染める可能性は高いでしょう。